今回の場合、これまでのより少し趣向を変えます。
この動画に使用した画像ファイルの数は20、フレームレート24FPS、FLVファイルサイズはディスク上13.5MB(14,229,504 バイト)です。オーディオのビットレートは160です。
この1年間で動画作成(主としてオーディオと動画のエンコード)における手法が固まってきたので、今回はそれをご紹介します。
なお、この手法に限らず、もっともっとたくさんの方法があるし、もっとクオリティーの高い作品はいっぱいあるわけで、投稿する動画の趣旨や、投稿する目的によって、方法が決定しているわけではありません。
この動画を制作した自分だって、この動画の質が良い方だとはゼンゼン思っていませんし、この方法が最良の策だとは考えません。
(総合的に、やっと観せれる物が出来そうになってきたかなといった程度のものです)
そうしないと、何も向上することなく、先へ進むことができないと思うからね。
以下は順不同での箇条書きです。読みにくいかもしれないけれど、そこここにあるキーワードで検索して、研究したり、何らかのヒントになったり発見が促進されることを切に願います。
1 材料
素材という言い方もあるのだけれど、それはちょっと違う。制作するには中間的な画像ファイル、動画ファイル、オーディオファイルといった材料が必要です。
パーツと言ってもいいでしょう。
材料の元になるのが素材で、素材をある程度加工して材料を作ります。
それぞれの材料はタイムライン上に並べる前にすべて加工します。
場合によってはそれらの材料のうちのいくつかを再加工して、別の材料にすることもあります。
2 加工
画像ファイルはすべて加工します。上の動画に使用した画像材料はJpegで、最終的にすべて一定の大きさにリサイズしています。
画像形式を統一しているのは、その方がカット毎の画像の乱れを補正する手間が省けるのと、組み立て後の演出のメリハリがつけやすいのと、エンコード時のストレスが気持ちだけ軽やかになるから。
サイズとは、縦横のカンバスサイズと、あともうひとつあります。
それは単位でいうとkbps、あるいはDPIで表示されるファイルサイズや転送レートに影響するものです。
気の利いたフォトレタッチツールでは、ファイル保存時にファイルサイズ(kbps)を選択できるようになっているものがあるので、その凡例を選択します。もちろんこれも統一。
あと、最適化という手法もあるのだけれど、この作品ではそこまで施していません。
3 組立
材料を動画作成ソフトを開いて読み込ませて順番にタイムライン上に並べます。
この作品に使用したのはWMMですが、音楽プレゼンが目的であることが多いので、前から一つ一つ長さを調節しながら積んでいきます。
この辺は、本当は順番を予め設計しておいて構成をデザインしてから一気に並べて長さを調節していく方法が効率がいいのですが、長くないし、予め構成を必要とする内容ではないので、省きました。(ええ手抜きですとも。でも、そんな製作過程もはじめのうちは楽しいもんですよ)
4 設計
組み立てる前にやっておくことがあります。材料を配置する場所を決めておくことと、長さを決めておくことです。
3組立のところでも少し書きましたが、音楽を主体にすると、そのタイムラインがひとつの設計図や型紙のようなものになります。
動画の尺を決めるのにも、歌詞やセリフなどテキストやサウンド(効果音など)の挿入も、主体が音楽なら、音楽の配置から始めるといいでしょう。
5 テキストの挿入、特殊効果、エンコード
テキストの挿入とか特殊効果とかほとんど勘でやっていたので省略。
頭で考えるんじゃない体で覚えるんだ!!
エンコードはまずWMMにて、Windows Media Profile Editorというマイクロソフトが無償提供しているカスタマイズツールで予め指定したプロファイル(縦横サイズとFPS)にて保存したWindows Media オーディオ/ビデオ ファイル (.wmv)形式で保存。
最終的なフラッシュ形式(.FLV)変換には、これも有志無償で提供されているとってもありがたいmencoder_vp6setのFLV4enc_D&D_2pass_4:3.batを使用、なんというお手軽エンコード。
以上です。
あまりためにならないかもしれないけれど、まあ、中間報告くらいなことで、今回はこれまで。
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