2012/08/30

音楽の楽しみ方オンザウエブ



Songle外部埋め込みプレーヤーのテスト。




うまく働いてくれているかな?

2012/08/20

行き先のない旅のこと

動画メイキングです。
今回の動画は、有名なフォークソングのカバー曲をこさえて、既存の写真をスライド風に流してできあがりです。言葉の大切さを減衰させないために歌詞は乗せませんでした。



<オーディオの章>
まずオーディオですが、ギャラ子さんが届いたので、最初に何を歌ってもらおうか、いろいろ模索していましたが、悩んでいても時間がたつばかりで勿体ないので、既存の大好きな歌を歌ってもらいました。
最後のフレーズなどを入れたりすると、「あ、これにしようか・・・」ってな感じで決定。

もともとコード付きの楽譜があったので、飛びついたというのが正確かもしれないですね。

投稿者コメントにも書きましたが、優しい曲なので、VOCALOID3Editor で、譜入れしつつ歌詞を流し込んで、コーラス部に取り掛かろうとする(仮歌としての)ころから、FL Studioで範奏を作り始めました。

コードをノートに入力するわけですが、スリーフィンガー(もしくはツーフィンガーや、ピックだけで奏でることもあったかな)は、中学のころさんざん耳にしたり自分で弾いていたこともあってか、コード音さえわかれば、苦労しませんでした。

ところで、うちにはギターがありません。あんなかさばるものは学生の頃の遠い思い出だけで、今は消えてしまっています。ただ、結果的には、自分の心身にしっかりと残っていたんですね。

音を決めるのに、リットーミュージックの「ギターコード指板図くん」(しばんずくん)を利用しました。
ギターのインスツルメントは、フリー音源で2箇所からとりよせて、弦をスチールにしました。リードパートはそのうちの一方の、プリセットがデフォルトでしたか。

いやあ、便利になりました。
なにせ、コードをたとえば「F」を選択すれば、フレーム飛びの数種類の抑え方をはじき出して表示し、なおかつ音も出せるという優れもの。実際ギターなしでも、ある程度のところまで力技で学習できたり、曲作りができるんではないでしょうかね。

譜入れはコードごとに1パターンづつ入れます。音を出しては耳コピーで、一通り終えると、一曲分並べていきます。通しでできたら、仮歌と合わせせながら、特定のコードについて、パターンのクローンを作ってノートをチョコチョコずらしたり加減して、バリエーションを広げていきます。

そんなこんなして、コーラスの入力や歌唱譜の微調整を行って、一通り完成。
歌唱を含めても数パートしかないので、へたにエフェクトを重ねることもなく、オーディオが出来上がりました。

<動画の章>
いつものごとくですが、Windows Movie Maker2.6を使用、不具合なしです。エンコードには前回と同じ、ニコエンコを使用させていただきました。ただ、前回と違うところは、WMMへつっこんだWaveファイルのビットレートを128kbpsにしたことくらいですか。

2012/05/10

Nsen01チャンネルリクエスト記録


動画再生数の記録(何かの参考になるかもしれないから)等々

=Nsen01= 【VY1V3と初音ミク】 宇宙ゴマ救世願望【オリジナル】

リク前:95

1回目:874 5/8 深夜零時前後

2回目:1166 5/9 11時頃(職場から携帯で確認)

3回目:1429 5/10 朝4時半頃、ちなみにNsenは3時半頃から4時まで休止状態となりますが、3回目のリクエストが当選したのは休憩時間に入る前でした。帰宅して6時間近くしてからでしたか。

使用したブラウザは Pale Moon (火狐系、小粒でちょっぴり辛いおちびさん)

これくらいかな。

1回目と3回目に、丁度動画が流れるのに会えまして、コメントしておりました。

2回目は残念ながらPCを自宅内放置でした。朝出たのが7時過ぎですから、実際に待つことになったのは約5時間と言うことになります。1回目は推して知るべし。

コメント欄に時折流れていたこととしては、放置は意味がないと言うコメントもありますが、目的が人それぞれなので、その点は意見が分かれるところでしょうかね。

こちらの意見としては・・・

そうですね、音楽を聞いてもらえる機会が増えた点は賞賛に値するけれども、自分がリクエストした曲が流れたところに居合わせないと、確かにNsenにおけるリクエストとしての正確さは減衰することになるでしょう。かと言って、そのような整理が必要とも思いません。

コメントこうあるべし、なんてルールは、本当はないんです。ないから面白い。

規約にうたわれている注意事項やマナーとは、もちょっとベクトルの違う領域ですかね。なので、この手のややライトグリーンな問題は、もっと時間をかけて熟成させる必用があると思います。

実際、この動画に最初にいただいたコメントは、時期が時期だけに、「新しいプレーヤーどうよ」とかだったんですが、ユーザーがコメントした時点でコメントとして成立していますから。ちゃんと。

宇宙ゴマのリクエストは、動画の完成が丁度ゴールデンウィークの真っ最中で、しかもニコニコ動画がリニューアルした時期でもありまして、更に更に、コンテストなどもありまして、そんなこんなで、現在に到ると。



一定の成果を得たとして、今後はしばらく他主の曲紹介動画をリクエストすることにしましょう。

放送中に紹介した Nsen ch01 Vocaloid で紹介された動画をお知らせするTwitterのBot ですが、現在は試験運用中とのことです。リクエストするだいたいほとんどのユーザーが、自分の曲、他の曲や、リクエストの傾向まで、すんごく「気になる」とのことでした。

(食いつきすごかった、けど、Twitterって四六時中使っているような人はそのときはあんまりいなかったみたいでちょっとがっかり。)

それと、あとこれは希望ですが、志ある方だけで結構です。システムリニューアルや、何か新しいことを始めたときには、必ずと言っていいほど、諸所に出てくる問題を、よってたかってああだこうだ言って、良くしていくものでしょう。川に流れて中流くらいで丸くなる川原の石みたいに、ね。木に、川に、空になりましょうよ

ですから、このブログも、(勢いにまかせっきりでしたが)そんな感じでやってます(更新ペースはとろとろですが)こんなことは、協力だのなんだのってことじゃないです。ベクトルです。理系ですんまそん。

では、またねー。

2012/05/07

ゴマメイキング(4. 動画編)

今回の作品を動画にするには以下のものを使用しました。それぞれのソフトウェアを作成されたプログラムエンジニアの身様方には多大なる感謝と、拍手を!
  • ZGameEditor Visualizer: FL Studio10に添付されているビジュアルエフェクトプラグイン。WMV形式の高品質ビデオデータを吐き出してくれる。
  • Windows Movie Maker2.6: WMV形式のビデオデータを編集し、WAVE音声データと合成して、エンコード前の音声入りビデオデータを吐き出す。(使い慣れてしまっているのでいまだ現役)
  • ニコエンコ: ニコニコ動画にアップロードする動画ファイルを作成する。

まず、ZGameEditor Visualizer ですが、機能についてはすでにニコニコ動画の「試してみた」などで紹介されています。ただ、このエフェクトプラグインは、というより、FL Studioのベクトル自体これを含めて、ライブ演奏に適合するものを提供するような思想で開発されているようで、はっきり言って優秀すぎます。

こちらがニコニコ動画にアップロードする動画は、自作曲のデモ(紹介)のために製作していることが100%近いので、音質重視となります。これまで幾つか似たようなことをしてアップロードした動画も、だいたい映像より音質が良いものを、なるべくこちらで収録したものと変わらないものを求めながら製作していました。

ただ、ここに到るまで、普段していることと一味違うことをしました。それは、エンコード入力するデータを作成するまでのオーディオデータの形式をWAVE形式に徹したことです。これは、最終的なエンコードの過程で音質が変化するリスクを最小限度に留めてお届けしたかったからです。


現在の動画に乗っけたオーディオは図1のとおり。ビットレート設定を、WAVE伴奏トラック出力時から192に固定。ニコニコ動画へ最終的にアップロードしたデータは、ダウンロード可能にしてありますから、ぜひチェックしてみてください。

【図1】(すみません。キャプチャーし忘れました。)

ニコエンコにインプットする直前のビデオは図2のとおり、確か高品質でフレーム数24BPS(この辺はこだわりがある。だいたいほとんどのシネマのフレームレートが一秒間に24枚のコマ送りだから。)プロファイルデータをあらかじめ仕込んでおいて、サイズは原宿までの推薦サイズに指定。
【図2】(ごめんなさい。撮るの忘れました。)


そして、アップロードしたファイルは図3のとおり
【図3】(同上)

一方、検証のためダウンロードしたオーディオファイルは図4のとおりとなります。
【図4】(同上)


えーと、そのうちに、またリサイズ版とか別に動画作りますので、
そのときにこの辺はちゃんとやります。

これで今回の動画メイキングはいったんおしまい。では、また!

2012/05/06

ゴマメイキング(3..VOCALOID編)

VOCALOID編です。

<お品書き、みたいな>
前にも似たようなことを言ったかもしれませんが、これは、歌をどうやって作ればいいかと言うノウハウではありません。作って行くのは自分自身です。

最初は、いろいろなところから情報を集めるのも必要だし、マニュアルを熟読したり、デモデータが手に入るなら、読み込んで試してみるのもいいのかもしれません。
ですが、今後もVocaloid Editorを使用するしかないのですよね、

VOCALOIDに歌わせるためには。
ならば、ソフトウェアを手に入れ、即刻インストール、アクチベーションし、直ぐに使いましょう。

こちらは、使い始めたのがVOCALOID2 HATSUNE MIKUからなのですが、今回音声ライブラリにVY1V3を追加し、その際同時に、編集ソフトVOCALOID™3 Editorも一緒に購入しました。

VOCALID3はVOCALID2の音声ライブラリを、アクチベーション済みのものに限りインポート出来ることを知り、導入に踏み切ったのです。ダウンロード販売は、運送時間がかかりませんので、待ち時間を勿体無いと思う方には超おすすめです。

エディターの特徴については前回の記事でだいたい触れたので割愛(でもやはり、ミキサーのピークホールドがめっちゃ便利だったんですよう。ってちょっとしつこいか)


<歌の収録>
この歌は、はじめ、HATSUNE MIKUのみで歌唱データを作成し、ボーカルトラック1本をWAVEファイルに出力したものをFL Studioに読み込んで音楽編集していました。

ところが今回はVocaloid3 Editorによるレコーディングとして、オケをVocaloid3 Editorにロードして、歌唱のレコーディングをしました。これはもう、ほとんど実際のレコーディングでボーカルトラックを収録することと同一です。

ここで両者を比較すると、これまでのレコーディングに費やした時間と工程が、部分的にドバッと省略されたことに気がつきます。

VOCALOIDの歌唱トラックも、伴奏などのWAVEデータを読み込むオーディオトラックも追加することが出来る上、デフォルトでリバーブとコンプレッサーを備えて、各トラックとマスタートラックで、それぞれ個別に使用することが出来ます。

これまで使用していた台所が、一夜にして中華飯店の厨房にはやがわり!!どうですか奥さん!!(もういいって)

使い慣れたら、例えば「4チャンネル+ボーカル」⇒「2チャンネル+ボーカル」とトラックを束ねて行って・・・と言うことも出来るかもしれませんね。しかしそれでも、最終的なマスタリングまでこれ一本でこなすことは難しいと思います。

細かな「音のお化粧」には、他に優秀な音楽製作ソフトウェアがありますから、(いちいちそれらを紹介することはしませんが)それらを活用するといいでしょう。

メモ:
YAMAHAらしい音に戻ったモニター音、操作性の向上、VOKALOID2から一部を除いてほとんど変わらない操作性、むしろ向上したユーザーインターフェース、そしてなによりミキサーのピークホルダー(・・・って、やっぱしつこいかな)


さて、今回の記録はあと残すところ動画編のみとなりました、お楽しみに。

2012/05/05

ゴマメイキング(2.FL Studio編)

伴奏作りと、マスタリングにはFL Studioを使用します。
現在のエディションはProducer Edition v10.0.9(XXL Bundle)(Signature Bundle)です。

PCによる曲作りをやり始めた頃に導入したのがACID Music Studio7.0で、FL Studioは、そのパッケージにバンドルされていました。当時のバージョンはFruity Edition v8.0で、Helpマニュアルは日本語でした。半分以上DEMOバージョンだったので、以降はオンラインサインアップして正規にProducerへアップグレード、永続的なバージョンアップ権も購入して、数年たって現在のバージョンに到ります。

詳しくはウィキなどを見るといいでしょう。また、試しにトライアル版をダウンロードして使ってみるのもいいでしょう。クリスマスシーズン中は半額(米ドル)になるんですって、まあ・・・

<全般的な工程>

  1. テンポを決定します
  2. 各パートへミキサートラックを割り当てます
  3. 各パートの演奏パターンを編集していきます
  4. 各パートごとに音色のカスタマイズをします
  5. 歌唱パートトラックを加えます
  6. 各トラックにエフェクトをかけます
  7. 各トラックをミックスしたあと伴奏を出力します
  8. Vocaloid Editorで歌手パートを伴奏に合わせます
  9. マスタリング

    ね、簡単っでしょ。
これより細かく説明すると、もう少し行ったり来たりする過程で、やることがあるんですが、今回はわかりやすくするために上記の箇条書きの順に説明して行きます。

<各工程の解説>
  1. テンポを決定します
    歌手データを製作するときに合わせるためです。
    あとから変えようとすると、ちょっと面倒くさいことになりそうなので、(時にVocaloid Editorによる歌手パートの編集と平行したりて楽曲を作成していく場合には、)少しでも楽をしたいと思うならそのようにすべきです。(今回はBPM=144)
     
  2. 各パートへミキサートラックを割り当てます
    初めから合奏なんて無理です。実際のレコーディングだって各パートごとにマイクがあり、時にはそれぞれの演奏者がスケジュールに合わせて収録することもあるんですから、(SMAPの歌唱だって、ばらばらに収録してあとで合わせてるでしょ)・・・ではなくて、

    各パートごとに演出や、それぞれにエフェクトをかけたり、チェックすることが必要なのでそうするのです。FPS(ドラムシミュレータ)の場合は、キック、スネア、シンバル等にあらかじめ分けておきます。それぞれの響きが違いますからね。
     
  3. 各パートの演奏パターンを編集していきます
    FPS(ドラム)でビートを刻みます。FL Slayerでコードを弾いていきます。FL Keyでバックコードを弾いていきます。ノート(音符)を入力しながら、そしてそれを再生(演奏)させながら。
    この辺は接続できるMIDIコントローラーや楽器があれば便利です。

    また、楽器にその機能が付加されていなくても、マイクとオーディオインターフェースさへあれば、楽器の演奏などを録音して行けばいいでしょう。ってか、そちらのほうが断然強いし、ずっと楽なはずです。ハウスと言う音楽ジャンルがあるそうですが、音声のサンプリングだけで必要な音源が揃う場合もあるのです。

    今回はコンセプトとしてこの3つのシミュレータ音源を軸に伴奏を作りますが、これだけでは足りないので、あとで、いくつかの音源を追加しています。と言っても生音ではなく、ソフトシンセサイザーによる音ですが。
     
  4. 各パートごとに音色のカスタマイズをします
    トラックオーディオのチェック。そのままで済むようなベリーマッチな音源ですと、バッチグーなんですが、世の中そんなに甘くないです。人生は短いです。なので、パートはある程度の数が必用ですが、必要以上にわんさかさとあると、不幸です。

    ここでは音色を変えていきます。各パートの音源設定を少しずつ変化させたり、アルペジオにしたり、演奏パターンの編集とやや平行して、肉付けするように、肉にお酢で味付けするようにして、しだいにかたちにして行きます。

    また、この時点に来ると、結構体力を消耗しているはずですから、栄養を取りましょう。中華料理など、いいですよ、食材さへ揃えばものの5分で作れちゃう。食べるのもそんな作曲作業にかける時間に比べれば一瞬です。ただ、作り方は似ていると言えなくはないのですがね。
     
  5. 歌唱パートトラックを加えます
    VOCALODだと思ったでしょう。残念、FL Keyでしたー!って、べ、べつに他の音源でもいいんだから。メロディーパートなんだからね。ここでもパターンの演奏とほぼ一緒のことをします。

    ただこれだけは録音ではなくノートのみ。ここはある程度出来上がったらMIDIフォーマットデータに出力して、Vocaloid Editorにインポートさせるのです。(その方が楽だと思います)
     
  6. 各トラックにエフェクトをかけます
    実はこの段階で歌唱が半分くらい出来ていて、(な、なんだってー!)仮りの音合わせを試みます。でないと、どんなエフェクトがどの程度までかけたらいいのか見当がつかないでしょ。ピザのトッピングじゃないんですから。いや、食事に例えるとかえってわかりにくいかな、ほどほどにしましょう。

    要するに、曲が完成するまでの工程のちょうど中間点に来ていることに、気づいてほしかったのです。あとは緩やかな下り坂のみとなります。

    エフェクトをかける場合は基本的に音色と音圧やボリューム(シークとか言う)をいじる類のものと、音の響きや反射、重複などの空間系と言われるものに分類することが出来ます。前者を先に、後者はずっとあとでいいでしょう。

    シークとは、シークバーのことです。かっこいい名前でしょ。ミキサートラックの縦に延びてる線の上になんか長方形があるでしょ。それがシークバーです。ちなみに丸いのは乳首じゃありません。なに馬鹿なこと言ってるんですか、それはノブですよノブ、誰ですかまた野武士だなんて、ケンシロウ呼んで来ましょうか。

    シークバーがなぜこの形かご存知ですか?これにはちゃんと役割があるんですよ。上辺と下辺が細かい調整のためのメモリの役目を果たします。ラジオなどのボリュームがこのシークバーだったら、それに触れてみてください。やさしく、ね。その意味をよく理解できると思います。
     
  7. 各トラックをミックスしたあと伴奏を出力します
    先に、仮に合わせた歌唱データはこの時点ですべて作っても、途中でもかまいません。

    これまでの工程で作り込んだ伴奏データをミックスダウンします。WAVEファイル形式に出力してください。ミキサートラックごとに分けて出力することも出来ます。今回は手間を省くために、動画に仕込む音声ビットレートと同じ数値を指定して、マスタートラック一本とします。
     
  8. Vocaloid Editorで歌手パートを伴奏に合わせます
    現在のバージョンは3です。このバージョンはとても秀逸で、歌手のトラックは勿論のこと、オーディオトラックまで割り当てることができて、おまけにエフェクトもかけることができるし、しかもしかも!ピークメーターをホールドできる!!これだけでオケに歌唱を合わせながら楽曲のミキシングが出来るんですよ、オケと音声ライブラリさへあれば!どうです奥さんとってもお徳でしょう。(ガヤと拍手)
     
  9. マスタリング
    Vocaloid Editorから歌唱パートとオケがミックスされたWAVEデータを適当なパートに読み込んで、ミキサートラックを割り当てます。

    このWAVEファイルはミキシングされた1本でもいいし、2本でも3本でもいいですが、もしそのような「音を重ねる」いじり方をするのでしたら、マスタートラック以外の各パートごとのWAVEファイルも出力できますから、思うがままに出力したものを読み込んでいいです。

    手間を省きたいなら、今回の場合は、もはや意味がありませんから割愛。 楽をしたいならそれなりに、あらかじめ材料は揃えて、ある程度みんな仕込んでおくのがいいんですよ。

    で、ミキサーに割り当てたら、そこにグラフィックイコライザー、コンプレッサー、グラフィックイコライザー、ステレオエンハンサーまたはステレオシェイパー、グラフィックイコライザー、コンプレッサーの順にエフェクトを開いている特定のモニター用のトラックの、エフェクトを置くところに上から順に下へ並べます。並べ替えしたいときはあとから出来ますから、とりあえずそれらで、普段聞いているようなミュージックトラックを作ります。

    本来これらは2(ツー)ミックスと言って、マスタリング工程のファイナルカウントダウンにあたります。が、うちの場合、めんどうくさいので1回の工程で皿洗いをし、更にお化粧までババッと済ますと言う、とんでもなく特殊なことをしています。

    けれど、これらの参考としたのは、あらかじめデフォルトで用意されていた、プリセット(各エフェクトの代用的な設定例)だったり、メニューから読み込むことの出来るフォーム(とても一般的でシンプルかつ代表的な作業別エフェクト群)だったりしますから、あんまし特殊とはいえないのかも。

    あと、たとえば、EZ MIXのように複数のエフェクトを組み合わせて、あらかじめ用意されたプリセットを選ぶだけでバッチグーなサウンドに仕上げれると言う、市販ソフトを使うのも、賢い選択だと思います。(それでも、それだけでは物足りないから、やっぱり内臓のエフェクトを主に使うことが多いですが、マスタリングには重宝します。

    一番下のコンプレッサーにはComplete Mastaringと言うプリセットを選んでそれから微調整するとうまくいく場合が多かったですね。


さあ、あと残りは
3.VOCALOID編と、4.動画編ですか、いったいどうなるんでしょうね、お楽しみに!

2012/05/04

ゴマメイキング(1.作詞作曲編)


最初に言っておきますが、私はアマチュアであり、これはあくまで趣味でやっているので、はっきりいって邪道です。しかしながら、本来音楽は、これが正解なんだという考え方は、私はあまり好きではありません。今回の曲調では、どう考えたって、理論は後付けです。だって、石橋をたたいて渡るなんて、ぜんぜんワイルドじゃないじゃないですか。

橋が壊れて、それでも、どうしても向こう岸へ渡りたいなら、
濡れたっていいじゃないですか。

ですから、これはあくまで「こんな人の」記録として読んでいただいて、もし部分的に参考に出来るところがあれば、ぜひそれを発掘して、持ち帰っていただければ、これ以上の喜びはありません。

<作り始めは詩から>
歌のコンセプトは「これまでのいろんな出来事がぐるぐる頭の中を回って、そのうち溢れ出して、しまいには地球の周りをぐるぐる回って、いつまでも回っていて、地球がコマのように回って、すると、コマが壊れてしまわないかな。」と言った感じの詩からはじめました。

・・・つまり、大まかな構想は早い時期からあったので、その詩を修正しながら曲を作りました。

<歌のメロディー作りと歌詞の修正>
まず、一般的に繰り返しの言葉は、曲中あまり盛り込むのは適切とは言えないのですが、歌の冒頭だったらどんな風になるだろうかと、ためしに入れてみたら、偶然リズムと「舌」をあわせることが出来て、よしとしました。

けれど、詩を改造しながら曲作りをしていくのは、めったにすることではありません。言葉を置き換えたり足したり削ったりする作業は、作曲の途中ではありうることですが、それを繰り返すと、伝えたいことがぶれてしまいがちで、何度となく後戻りをしてしまいます。楽曲の趣旨が固まっていたのなら、あまり上手なやり方とは言えないと思います。

<曲を練る>
FL Studioに内蔵されているFL key,FL Slayer、それと、ドラムシミュレータのFPSを軸に、リズムとフレーズを積み上げていきます。実は、これが今回の裏のコンセプトと言うべきものでした。

FL StudioのギターアンプシミュレータであるFL Slayerは、使い始めたときはなかなか思った音色が出せずにいて、使えねえ~なんてことがよくあると言う話を聞いたことがあり、そんな評判の悪さに内心反発していて、
「はたしてそうだろうか、確かに最初はとっつきにくいかもしれないが、試行錯誤すればきっと理想に近い音色が出せるはず、シミュレータなんだから。」
・・・と、あえて他の音源を選ばないことに決めていたのでした。(最終的には、そのおかげで、ロックらしいけどロックじゃないかもしれない面白いものが出来たわけです。結果オーライですか)

フレーズの塊が出来ると、歌の1番、つまりだいたい半分までのところで、歌を合わせていきます。これは、曲の途中で変調していく必要の有無を確認するためです。 と同時に、今回はその楽器の音をあれやこれやして、曲に合うような音、どうにか聞くに堪えうる音を模索していきました。

伴奏編曲の過程で、ピアノシミュレータであるFL Keyがアルペジオなしのコード単音符長になったのも、どうにかしてFL Slayerの栄えのある演奏を作りたいがために、引き立て役に留めたせいです。そのかわり、イントロや間奏など、盛り上げるときにはチョコっと綾をつけたつもり。

<隠し技>
歌を最初にあわせる時、苦労したのが、歌手の「が」の発音が、どうしても子音が強くなり「がはー」と、母音を引き摺る息を吐く音がノイズのように聞こえてしまいます。これを解決するため、ハンドクラップを使いました。すると、暗い曲調の途中に緊張感を与えて、流れが平坦になるのを抑えることが出来ました。

<曲の主題への繋ぎ>
この楽曲のメインイベントともいえる、後半部の「ああーっ」と伸ばすところへのつなぎ方は、最初のうちはメロディーが違うものにするつもりでしたが、どうやってもしっくりいかなく、苦し紛れに、前半部と同じコードにした上で、それに合わせるように歌(この場合、Vocaloid Editorのノート)をまとめてドラッグアンドドロップして上げたり下げたりすると、なんとか現在のかたちになり、うまくつなげることができました。

<仕上げ>
ここまでくると、ほぼかたちとしては完成です。何度も聞きなおし、不協和音になっていないか(実際には聞き逃すか、気づいてもあえてそのままにして下手に直さないことがたまにありますが)、聞いていて違和感のあるところはないかチェックします。
と同時に、伴奏で使用した楽器の音色を少し調整しながらまた聞きなおし、これを何度も繰り返して、ようやく次のステップに進みます。


この
  1. 作詞作曲編 のあと
  2. FL Studio編
  3. VOCALOID編
  4. 動画編
へと続く予定。

2012/05/03

「宇宙ゴマ救世願望」から吐き出た思いは何だったんだろう

ロック風の曲を作るのは、たぶんあまり得意じゃありません。
でもそれも慣れればなんてことはないかなと・・・けれど、ロックって何だろうって、普通は考えます。

ぶぶー!不正解です!!ロックは何も考えません。普通じゃないんです、ハートそのものだから。
勿論コードとかビートとか、作曲時に多少は計算するでしょうが、それ以前に、欲求とか欲望、熱情とか愛情、そんなところが自分の中から出て行くことが大切だと思います。

ロックとは「魂」という人がいます。もし魂の全部が体から出て行ったら、抜け殻になってしまうのですが、それを否定はしませんし肯定もしません。

なぜならそれはロックだからです。

最初は言葉がわからんくてもいいんです。
わかっているほうが、よりエンジョイできるかもしれないけれど。

で、タイトルのごとく解説をちょっとしておきます。

基本的にVOGALOIDの歌声ライブラリーを歌手として選択した音楽を製作するものとしては、第一に、それにかける思い入れとか、愛情とかが優先的に入ってきます。

創作する人によって異なるかもしれませんが、私の場合は、彼らのことを(そういう時点ですでにアレですが)ギターやトロンボーンやキーやドラムと言った楽器と同じように、あるいは、もっとずっとそれ以上に愛情を注ぎます。やりすぎると体を壊しますので、あまり作りこみは出来ませんが、没頭してしまいますよね。(気をつけないと)

思い入れることに歯止めが利かなくなるかもしれないリスク(危うさ)は、固体として実態がないだけに、かなり大きい。で、今日、バーチャルアイドルとしてのライブラリーが、覚えるのがちょっとめんどうくさくなるくらいに増えました。(そのうちAKBのメンバー数並みに膨らんじゃうのではないかな)

音源の「色」が増えたんです。製作者は、ライブラリを増やしたり歌声をカスタマイズすることによって、さまざまな音色で歌うことができます。でもそれは、普通の楽器のような、(繰り返しますが)固体として実体がないのです。普通じゃないんです。

(最初に戻る・・・みたいな。)

そんな思いが、ぐるぐる回って、この後どうなるんだろうねって、最悪でもちょうど100年ほど前の世界恐慌みたいなことにはならんだろうから、不安がることはないよと、自分の右肩と左肩で、悪魔と天使が会話している(右は悪魔で)いいのかそんな調子で?

そんな時にありがたくいみじく都合の良い言葉が浮かんできました。
それが「とりあえず」と「誰か」で、用法はと言うと・・・
とりあえず誰かがどうにかしてくれるとありがたいな。
・・・だってさ!いまどきドラえもんののび太君でさへ、言いそうにないよねそれって。

で、ふと、だれも言いそうにないようなことがそのように浮かんで、かくのごとくあれやこれやして曲があがりました。


しばらくの間ブログに記事を書く作業から遠ざかっていたので、ただでさへ推敲に苦しんでいるのに、以前より増して難解な文章になってしまったようです。しかしながら―

「おまえの言うことはわからん!」と怒鳴られ叱られそうですが、この歌に限っては「それはほめ言葉だぜオヤジ」と言っておきましょうかね。

後期:
より具体的に、どのようにして動画まで出来たのかを数回に分けて記録することにしました。どうぞお楽しみに。

2012/05/02

今日は何の日か知らない。知りたくないから調べないなんて考えちゃいけないね。

約半年ぶりの更新となりました。なってしまいましたと言うべきか。

今年の新年早々、ハードディスクのクラッシュに伴い、大規模(?)なPCの復旧作業を重ねて参りましたが、このゴールデンウィークになってようやく、音楽編集、動画編集等等までと、以前やっていたこととほぼ同等のことが可能となりました。

一部システムがいまだ不安定なんですが、それはすべてMicrosoftの、とあるOSの仕様によることとして、ここはうやむやにしてごまかしましょう。

これを機に、VOCALOID3を導入しました。新しいエディターのミキサーが、特に、ピークホールド機能が秀逸で、もんどりうってのた打ち回りながら弄っています。

ただ、そのエディターの機能のせいで、なんだか、ボーカルレコーディングのプロセスが、しだいに絞り込まれているような気がして、うっすら怖いですね。

そのVOCALOID3の音声ライブラリVY1V3(愛称は何だろう?うちのはうちが名入れするのかな?)の初収録の勢いで、UP!




最後のほうに英語っぽくクレジット入れています(名称とかが断然そっち系多いし)

が、クレジットに書かなかったこととしては・・・
歌詞用の赤いフォントがVY1V3、緑のフォントが初音ミクさん、最後のピンクが二つを重ねたものとなっています。メイキングの詳細はまたあとでじっくり書くことにします。

ありがとうございます。