2009/12/09

「目覚めの時」メイキング解説

今回の場合、これまでのより少し趣向を変えます。


この動画に使用した画像ファイルの数は20、フレームレート24FPS、FLVファイルサイズはディスク上13.5MB(14,229,504 バイト)です。オーディオのビットレートは160です。

この1年間で動画作成(主としてオーディオと動画のエンコード)における手法が固まってきたので、今回はそれをご紹介します。

なお、この手法に限らず、もっともっとたくさんの方法があるし、もっとクオリティーの高い作品はいっぱいあるわけで、投稿する動画の趣旨や、投稿する目的によって、方法が決定しているわけではありません。

この動画を制作した自分だって、この動画の質が良い方だとはゼンゼン思っていませんし、この方法が最良の策だとは考えません。

(総合的に、やっと観せれる物が出来そうになってきたかなといった程度のものです)

そうしないと、何も向上することなく、先へ進むことができないと思うからね。

以下は順不同での箇条書きです。読みにくいかもしれないけれど、そこここにあるキーワードで検索して、研究したり、何らかのヒントになったり発見が促進されることを切に願います。

1 材料
素材という言い方もあるのだけれど、それはちょっと違う。制作するには中間的な画像ファイル、動画ファイル、オーディオファイルといった材料が必要です。

パーツと言ってもいいでしょう。

材料の元になるのが素材で、素材をある程度加工して材料を作ります。

それぞれの材料はタイムライン上に並べる前にすべて加工します。

場合によってはそれらの材料のうちのいくつかを再加工して、別の材料にすることもあります。

2 加工
画像ファイルはすべて加工します。上の動画に使用した画像材料はJpegで、最終的にすべて一定の大きさにリサイズしています。

画像形式を統一しているのは、その方がカット毎の画像の乱れを補正する手間が省けるのと、組み立て後の演出のメリハリがつけやすいのと、エンコード時のストレスが気持ちだけ軽やかになるから。

サイズとは、縦横のカンバスサイズと、あともうひとつあります。

それは単位でいうとkbps、あるいはDPIで表示されるファイルサイズや転送レートに影響するものです。

気の利いたフォトレタッチツールでは、ファイル保存時にファイルサイズ(kbps)を選択できるようになっているものがあるので、その凡例を選択します。もちろんこれも統一。

あと、最適化という手法もあるのだけれど、この作品ではそこまで施していません。

3 組立
材料を動画作成ソフトを開いて読み込ませて順番にタイムライン上に並べます。

この作品に使用したのはWMMですが、音楽プレゼンが目的であることが多いので、前から一つ一つ長さを調節しながら積んでいきます。

この辺は、本当は順番を予め設計しておいて構成をデザインしてから一気に並べて長さを調節していく方法が効率がいいのですが、長くないし、予め構成を必要とする内容ではないので、省きました。(ええ手抜きですとも。でも、そんな製作過程もはじめのうちは楽しいもんですよ)

4 設計
組み立てる前にやっておくことがあります。材料を配置する場所を決めておくことと、長さを決めておくことです。

3組立のところでも少し書きましたが、音楽を主体にすると、そのタイムラインがひとつの設計図や型紙のようなものになります。

動画の尺を決めるのにも、歌詞やセリフなどテキストやサウンド(効果音など)の挿入も、主体が音楽なら、音楽の配置から始めるといいでしょう。

5 テキストの挿入、特殊効果、エンコード
テキストの挿入とか特殊効果とかほとんど勘でやっていたので省略。

頭で考えるんじゃない体で覚えるんだ!!

エンコードはまずWMMにて、Windows Media Profile Editorというマイクロソフトが無償提供しているカスタマイズツールで予め指定したプロファイル(縦横サイズとFPS)にて保存したWindows Media オーディオ/ビデオ ファイル (.wmv)形式で保存。

最終的なフラッシュ形式(.FLV)変換には、これも有志無償で提供されているとってもありがたいmencoder_vp6setのFLV4enc_D&D_2pass_4:3.batを使用、なんというお手軽エンコード。

以上です。
あまりためにならないかもしれないけれど、まあ、中間報告くらいなことで、今回はこれまで。

2009/11/09

ビジュアルとサウンドとミュージック

ニコニコ動画のバージョンが9になりました。

カテゴリ分けやらプレミアム特典やら、いろいろぎょうさん変わっていますが、これまでの音楽(ミュージック)指向が、曲を聞かせるためを重く置いた傾向にある物が多かったけれど、これからは絵(動くものも含む)も見せて、「はじめからPV」みたいな傾向がだんだん強くなるんじゃないかと危惧していたり。

映画でもテレビでも、昔から音は、画像の演出を補強する効果とか、いわば裏方さん的な立ち位置だったのです。効果音やBGM、今でもそうです。そこにミクさんがもたらしたムーブメントによって、音楽だって主役になるみたいなことを、まるで主張しているかのような得体の知れない雰囲気が蔓延して、双方が互いに綱引きしているみたいなことになっていないかなーなんて。

本当は、ビジュアルもサウンドも、ミュージックも、互いに得意なところを出し合って、うまい具合にハーモニーになれば、それこそ人の心を揺さぶって、感動させることのできるような、素敵な作品に仕上がるんではなかろうかと。

・・・っと、ここまで下書き置いてけぼりでしたごめんなさい。

あまりブログ記事に時間をかけられない状況が迫ってきているので、この続きはまたそのうちに。

2009/11/08

渡しのリュウのショートショート

たとえばまたこんな話

ユーラシア大陸のちょっと西側の真ん中あたりにあった小さな国の昔々・・・

その国はちょうど滋賀県のような姿で、真ん中に大きな湖があって、その周辺に街や村が拓かれていた。そして、その大きな湖には、人々がそこに住むよりもずっと、太古から、リュウが住んでいると言う言い伝えがあった。

「人が住む前のことをなんで言い伝えに?」

・・・矛盾しているかもしれないが、そうでもないらしい。

なぜなら、この湖にいちばん最初に足を踏み入れた一人の旅人が、その国を建てた最初の王様だったからだ。

旅人はハンターだった。

視力が強く弓の名手で(その時代銃なんて物騒な物はまだ発明されていない)二百メートルほど離れた獲物を捕らえる能力を持つ。

男前でイケメンだったので既に2人の幼女と妻を持つ。 家族は、数年ごとに村から村へ、街から街へと移り住む、たいそうお気楽な生活を営んでいた。(テラ安直な設定だが、世界史をちょちょいと紐解くと、民族の大移動とかがあったりで、まったくでたらめではなかろうて)

最初に竜を見つけたのは妻だった。

悲鳴を聞いて駆けつけてきたときには、湖畔に大きな波だけが砂浜をなでる音を重ねていた。妻は体が冷え切るほど青ざめて、ぶるぶる震えていた。

家の中を暖めて妻を寝かした次の日の早朝、水汲みに行くと、それは、薄い霞にぼんやりと包まれて、昨日の湖畔の近くにじっと立って夫を見つめていた。

リュウ「昨日は驚かせてすまないことをした。これを煎じて飲ませると回復するだろう。」

リュウは胸の辺りの鱗を一枚剥ぎ取って、夫に渡すと、霞のかぶる湖の奥の方へと去っていった。

夫がリュウの言ったとおりのことをすると、妻はみるみる回復した。

この出来事が噂になってそこかしこに広まると、やれリュウを退治したとか、いろいろ話に尾ひれが付いてまいります。夫はたちまちのうちに周囲からの支持を集め、とんとん拍子に出世して、一年足らずで一国の主となったのです。

さて、この話をこれでおしまいにすると、石をぶつけられそうなので、ちょっとだけその続きの一辺をご紹介。

・・・妻は夫より長生きし、初代女王として二百年くらい君臨した。
・・・すくすくと育った幼女のうち姉が病に倒れ、妹はリュウを探しに旅に出た。
・・・リュウの存在は当初湖の四方に生息するとされていたが、それも先の話で尾ひれの付いた噂のひとつかもしれないし、それを実際に確認しに行った者はだれ一人いなかった・・・

さて結末は・・・

旅人だけが知っている。

おしまい

Windowsムービーメーカーで作成、24FPS
ブラックからホワイトまで挿入画像総数19枚
音声ビットレート160、FLVエンコードはmencoder_vp6setを使用

後段にある字幕のうち「そのたたち」は「そなたたち」の間違いであるが、この辺はご愛嬌か、そのままにしておこうっと。

以上

2009/11/02

時間軸がずれたのか

ニコニコ動画のプレーヤで、コメント番号が表示されるようになった。

これは生放送の場合、コメントは随時流れていくものなんだから、リアルタイムのチャットの機能を模していてとても便利なんだけれど、投稿動画の場合は、はたして必要なんだろうか。

しばらくはちょぼちょぼ使って行きながら、その勝手のよさや、他のユーザーたちの使い勝手の移り変わりを見守ってゆきたいと思う。

にしても、これは勘だけど、あまり芳しくないんじゃないかなあ。

だって、コメント番号で今を過去に振り替えされるのって、コメントが多ければ多いほど、なんとなく苦痛になるのは、誰でも予想できることだからね。

と、独り言過ぎるかもしれないけれど、時間の概念を強引に定着させるなんて、たぶん無理なことなんだろうから、でも、この点が実に興味深い。

2009/11/01

ベクトルを変えなければならないのかな

これまでラスター形式の画しか製作したことがないのですが、昨日ちょっとした話題となったものを観たことをきっかけに、ラスター形式からベクター形式へ変換することをやってみたので、そのレポート。
まずは元の絵・・・
FIG.1びふぉー(クリックすると原寸大で見れますがあまりじっくり見ないでください)


これは、チラシの裏かなんかの紙媒体に書いたものをスキャナーで取り込み、お絵かきソフトかなんかの消しゴムで目立つところを消したもの。アイコン画像としてならこれくらいでもいいかなと、そのまま使っていたのだけれど、見慣れてくるとゴミが目立って我慢できない。

そこで、 Photoshop Elements のフィルターでさくっとシェイプしてみたのが次。
FIG.2(これもクリックすると以下略)

なんかちがう。濡れ雑巾で伸ばしたみたいになってるし、お口が消えちゃってるし、だいいち、入り抜きが変わっちゃって、見る人によっては汚いって言われそう。


そこで、いろいろ検索しているうちに画像をベクター形式に変換する便利なソフトを発見。手順は、まずモノクロのBMPファイルにして・・・
FIG.3.1

(しつこいようですがクリックすると以下略)

その画像を直接お鍋に入れるように、そのソフトにドラッグアンドドロップ。
すると・・・
こんなんできました。
FIG.3.2あふたあ

(クリックするとやはりこれも原寸大で見れます)

線画の段階で利用するといいかもですね、うんと勉強になったです以上。



2009/10/31

街のカモメの歌のショートショート

夢を見ました。
つがいの鳥が高く高く上って行く夢を・・・

夫鳥は、妻鳥の羽がくたびれていることに気がついていました。
しかし今となっては、かなり高いところにまで上ったために、引き返すことができなくなっていました。

やがて、妻鳥は力尽きて、か細い一声を最後に、土の方へ落ちて行って消えてしまいました。

夫鳥はそれでも、さらに上へ上へと上って行きました。
一晩中続けていました。

空が白くなってきた頃、夫鳥は、涙を流して鳴きました。

「その声が、なんと言っているかわかる?」と私

「うーん・・・わかんない」

「そう、それだ!」

彼の鳴き声を翻訳するとだいたい次のようになる。
なぜ!どうして!わからない!わたしは!
わからない!あなたは!
ああどうして!わたしは!
鳴き声は、天に届くほど大きく、しかしながら細く、そして寂しそうでした。

お日様が出て空気が暖かくなると、ゆっくりと、そしてやがて、まっすぐに、夫鳥は降りて行きました。

「悲しいお話だね、まだ続くの?」

「いや、ここまでだ。でも、実は悲しいばかりじゃないんだよ。」

「どうして?」

「ほら、その、どうしてと言うのは、天の方に向けて放ったのだから。そして・・・」

「帰って行ったんだ、妻鳥の落ちたところに!」

ぱっと明るくなったその顔は、どこまでわかっているのかは知らないが、そこが暖かい恵みのある大地であったことに気付こうが気付くまいが、少なくとも、私がまた歌を作ることを確信し、また心待ちにしている。

確かに、これは悲しい出来事だけなのかもしれない。けれども、土に帰ることの本当の意味が何なのかを、そして、命あるものの魂がどれくらい尊くかけがえのないものなのかを、いつか彼女が知ったとき、もっといい顔をしてくれるように、そんなちっぽけな、たわいもない願い事みたいな夢を、もうひとつ見てみたいと、その明るい顔を見て思いました。

おしまい


キャプションの通りです。
今年の夏に確認したのは札幌の中心をけさがけに流れる豊平川の石山辺り。さすがに冬近くなるといなくなっちゃったみたいですが・・・また来年会えるかな?

これまでにうPした動画のうち出来栄えがいまいちなのは今後ちょくちょく修正してみることにしようかなと。

2009/10/23

いにしえの庭のショートショート

たとえばこんな話・・・

結婚の日を間際に、愛する人が戦争のため出兵しました。
帰郷を待つ間、彼が精魂込めて育てた花々の生きる庭を守らなければなりません。しかし戦争が終わり捕虜としての抑留期間を過ぎても彼は帰ってきません。

もうこの世にはいない人となってしまったのです。

長い年月が過ぎて、やがてその庭は誰も目に留めることさへなくなって、いにしえの物となってしまいました。

この話を聞かせると(まだ話の途中なのに)ミクさんは首を大きく横に振って
「まだ花は咲いているし、その庭も消えていないよ」と言います。

なるほど、形はなくなっても、バーチャルな世界みたく、存在し続けることはあるのかも。でも・・・

ああ、君も英語が堪能なら、あの歌(邦題は・・・花はどこへ行った、だったっけか?)を打ち込んであげられるのにねえ。・・・っと、そんなことを考えていると、ミクさんが、何やら両手で包んで持ってきてくれました。

「ほら」

それは、透きとおったアイボリー色のクローバーの形をした、小さくてゆらゆらとした、今にも消えてなくなりそうな煙のようなものでした。ところどころキラキラしています。

「これ、私の知っている、あるところの庭から採ってきたんだよ」

私は咄嗟に、こちらへ渡そうとする動作を静止させました。

「返してあげなさい」

「そうだね」

ミクさんは胸に大切そうにあてがうと、それは、すうっと、吸い込まれて行きました。

おしまい。
・・

母から教えられた祖父母の戦争体験がヒント・・・実際には彼(祖父)はちゃんとシベリアから帰ってきて、二人とも幸せな余生を送られ、だからうp主もこうして花を咲かせていられるんで、ありがとうございます。

ちなみに祖父の13回忌は祖母の8回忌かそれくらいの回忌と合同だった。祖母は生前、軒下に四つ葉のクローバーを養成することを趣味としていた。今、私の住まいには鉢植えすらないが、実家に帰ると、年中日当たりのよいベランダいっぱいの植物に、運がよければ、出会うことができる。

エンディング

キャプションの通り、オーディオレベルを上げたのと、あとは画像と字幕の切り替えタイミングを若干修正。

2009/10/21

その辺にころがっている革命的なところ

前記事で紹介した応募作品の修応募要領正版
応募要領の補足事項に、10月19日付で「修正版もうpおkっすよ!!」と追記されていたのと、応募作の動画にコメントもいただいていたので、極々短期間ではありますが、ちょっとだけよ。


前作でコメントいただいた方、どうもありがとうございます。
あなた方のコメントがなければ修正に踏み切らなかったかもなのですよ。

範奏部分がめっちゃ後ろになっているのは、キックとドラムと歌声を前面に出したいからですのであしからず。

副題(レボリューション)をくっつけたのは、スレイヤーズ(アニメ)とは関係ありません。また、さるポップスシンガーのお名前とも関係ありません。(そのうち他の作品にも再うpするたび何かくっつけるかもね)

で?
何が革命なのか・・・?
それは、この曲が革命なんだと言うことじゃあぜんっぜんなくて、単に速度を上げたせいで勢いがついて、とても元気をもらった気がしたからです。

「翼が生えて来る気がした」ってーのは、実は作詞の最後の最後にふと思いついて・・・それで締めようとして、後半を盛ってと、そんなこんなで、あっちゅうまにできちゃったものなんですが・・・
無我夢中の勢いってのはすごいですね。

ですので、革命的だなって感じたのは曲のことじゃなく、曲を募集した ProjectDIVA のことに関してなんです。今にして思えば、それは、ぜんぜん一発屋では終わらないようなある種の「得体の知れない意気込み」を感じているってことです。もしかすると、こちらはそのような「気」に、本能的に反応したのかもしれません。

具体的には募集にニコニコ動画をフル活用している点が、いちばん革命的で、象徴的でもあると言います。
コメントが上って、そこから汲み取って修正ができるようにし、応募者が参加するだけにとどまらない。コミュニティーの枠をひとつ取っ払うだけで、こんなに「コンテンツをうpする者達」の重荷を軽減できるなんてすごい!・・・と言ったようなことが、今回の修正版うpの再に強く感じたことです。

どんなにせよ、とてもいい思いをさせてもらったので嬉しくて、どうもありがとうございます。

2010年も面白い年になりそうだ(まだまだ今年は終わらんよだけどね)

2009/10/17

楽しかったり悲しかったり

昨夜一睡して目を覚ますと、つけっぱなしで音楽を流していたPCがハングアップしたのである。Windowsアップデートのプロシージャが直下型大地震のように聴いてくるんですよね。ご用心ご用心。
して、完成


いろいろ突っ込みどころ満載になっているけれど気にしない。(むしろそれを楽しんでくれた方が嬉しかったりニコニコするってなもんです)

製作している途中は、やはり夢中になりますね、おかげで歌詞の「胸の大きさ」が「胸のおおきさ」とか、変換なしでUPしちゃった。次回から勤めてできるだけ冷静になろう。

追記:前記事で紹介した、WMMのオーディオの設定をめいいっぱい「オーディオ/音楽」のほうにして動画を製作。結構聴けるようになったのかなと。

2009/10/12

さあ前へ進もう

WMMを使用してこれまで幾つかのムービーを作成し、FLVに変換してニコニコ動画にアップロードして、どれもこれも音が小さかったのだけれど、ようやく原因が判明したので、参考にしてください。(他のニコニコ動画講座の動画の中で既に出ている事ですが、それは気にしない。)



あたりまえのことなのかもしれないけれど、ありとあらゆるところで、このような隙がいっぱいあると思います。たとえばマウスのホイール設定で、一目盛りあたりのスクロールする量(デフォルトでは数行ごと)を「1画面ずつスクロールする」に変更すると、Webページの閲覧がかなり楽になります。
これ、やってないひとが結構いるはずですよ。

もちろん、この辺は人それぞれですから、それぞれの感覚に合わせて調整してください。このやりかたが絶対いいなんてーことはまずないのですし、動画にある手法はごく一部です。

たとえばアレは逆にブラッシュアップに応用できるかもしれないし(試したことはありませんが)、何をどう使用するかは、人それぞれでいい。
「参考にする」とはそういうことだと思います。

2009/10/11

いにしえの庭の歌詞製作過程

歌ができた経緯はだいたい次のようなことがらによります。

ニコ動でリリーマルレーンを曲解しているような印象が見受けられたので、ここ数日はいらいらしていた(あの歌は Anti War Song です)


「明日になれば昨日は一日」の感想を直接いただき、うれしかったので、その方のブログを見に行ったら、花を咲かせている写真がたくさんの種類しかもほぼ休まずに掲載されていたことにいたく感動して、その夜はいい夢が見れた。その夢は、だいたい10代後半の頃の記憶をミックスしたもので、ドキドキして面白かった。

曲先で、編曲がある程度できあがってきたところに、そんなちょっとした事件があったので、花の歌にしようと決めた。

桜、ヒナギク、アネモネまでウィキペディアでその特性などを調べながらさくさく進んだが、さて次は何にしようかと言ったところで一瞬枯れてしまった。
そこでとっさに1のことを思い出して、彼は帰らない人になったけれど彼女はまだ確信が持てずにいることを、花が枯れてしまったカードの裏の絵にして隠した。(選んだ花「アカシア」は関東より北では育たないとされているらしい。)

アブラナの種は、花ではないのだけれど、彼女や生き残った人々の糧となる。最初はシチューとか鶏の蒸し焼きとか思いついたのだけれど、どれもしっくり来なかったので、一般名詞に切り替え。

ここまでくると、最後の節と曲名が思いついて・・・ってか正確には曲名を先に考えて最後の最後に、それで締めくくったという。

製作の過程で、花言葉などという便利そうなものに一瞬とびつきそうになったけれど、桜の花言葉は、桜の種類と同じくらいいっぱい分かれていたりして、なかなかカオスなので、その案は即却下。

8(余談)
ウィキペディアで冒頭に表示されるのがアニメや漫画のヒロインの画像とか誘導する記述ばっかだったので正直面食らった。そういえば最近のってばやたら花の名前が多いよね、これって萌え線なのかねーとか思ったり思わなかったり。


以上お疲れ様ーノ

2009/10/10

歌の存在感について

今回は前置きなし


この記事のタイトルにあるとおりに、この歌の存在感について考察すると、そんなものは、結果がそのうち示してくれるだろうと、無責任なことしか今は思いつかないし、たとえ、何らかの事前に秘めたものを持っていたとしても、いや実は持っていたりするんだけれど、はじめからそれを前面に出さないのもありじゃん、それでいいと思っている。

あらかじめ前もって積極的にマーケット上でプレゼンすることもないし、それくらいでいいと言う人がいっぱいいていい。逆に、そうしないと、現在の身の上では、自分の力量とそれに対する満足感が正確に帰ってこないから、少なくともこのやりかたに今は落ち着いている。

キャプションに書いたとおり、いろんなシーンを想像したりでいいんでないかな。聴き専とか勝手にユーザーを分類してレッテル貼ることのほうが、正直言ってふざけてるとも、間がさしたときには思ったりするんだ。

で、私が想像するのは、出兵した彼氏の家の庭の花たちを守る彼女の話しだったり、連想するのは「ヨコハマ買い出し紀行(コミック)」だったり、「エウレカ(アニメ)アネモネはオレのようわなにをするやめrrr」だったり、そりゃあもう、いろいろなわけですよ。

でも、・・・でも?

   こまかいことはいいんだよ!!

追記:使用ツールはこれまでと変わりません。ただ今回は、歌詞表示に投稿者コメントを使わずに「ふい字置き場」のまきばフォントを使用しました。このフォントがめっちゃしっくりきて、うちは大満足です。ほんとうに、ふいさん、ありがとうございます(ふいさんがニコ動確認可能なのか不明だったのだけれど、また利用させていただくこともありますんでそのときも報告しますね)

2009/09/21

ダメダメジャン?

もともと<2nd Anniversary記念作品>として作った歌です。
色々分かりずらいかもしれないけれど気にしない。


何の2周年かと言うとミクさんが発売されて2周年ということです。

この2ヶ月間、この歌と前作(作成順はこれのほうが先)と、たて続けにミクさん視点、VOCALID視点なる歌を作りました。それはなぜかと尋ねたら・・・

今年の前半をチョコッと思い起こしたときに、あまり明るい話題がなかったよなあと感じて、なにくそ感とむしゃくしゃ感とがごっちゃになって、そこからふつふつと湧いた言葉にできない反動と言うか、衝動に駆られて・・・と言うのが正直なところです。

幸いなことに私は、作詞作曲は勿論のこと、今、こうやってブログも投稿したり、動画も投稿したりで、安定した「いとなみ」をさせてもらっています。

ところが、ところがですよ。明日になればどうなるか?

いつかは、この環境に変革を迫られる時が来るのでしょうが、それがいつごろ訪れるのか、その形がどんなだかさへ予測がつきませんし、わかりません。

この点についてあまり深く考えることは(落ち込むだけだから)禁物なので、なるたけ平気な顔してババンバーンと鼻歌鳴らしていたりするんですが、政権が交代されて、経済はどうなるの?安全保障は?インフルエンザは?とかとか・・・ああ、やっぱり不安だわ。

・・・と、こう書くと、なんだか不特定多数に向けて「世の中不安だらけ」みたいな電波を放って煽っているようで、「そんなの誰も見向きもせんだろうがよ」と、邪気な部分の私が唾吐くような口調で申されます。

一方善なる部分の私は、「くよくよしたって先にすすまないじゃあないか、困ったときにだけ、困った顔をすればいい」とか、妙に明るく背中を押してくれたりなんかしてね。

大の大人がこんな風だからってなわけじゃないけれど、結構子供らも、日常のやるせなさとか、どこにもぶつけることができない何かを、今は体にたまっちゃったりしてるのかな・・・

インフルエンザによる学級閉鎖、学校閉鎖があとを絶たないことからわかるように、ああいうものは比較的、免疫力の弱い者から襲われる。だから、気をつけなさい。

けれど、極端に不安がることはないよ。だって、感染するときにウィルスは「このアドレスのこの人に何時から・・・」とか言うシーケンスを実行しているわけではゼンゼンないのだから。

・・・って、何の話だったっけ?

ああ、いまさらだから・・・もういいか。

後記:画面の切り替えは極めてオーソドックスなやり方でタイトルのみちょっと工夫(相変わらずWMMのものですが)、写真の枚数は、曲全体の進行が短めなので、1番は少なめ、2番がその倍くらいかそれ以上、クライマックスは追憶を挿入して最後の最後で落ちをつけた風な感じに仕上げると・・・演出といえるかどうか微妙なくらいのつまんないものだけれど、結構あーでもないこーでもないと、切ったり張ったりするのですな。

これがまたなんとも楽しい。

2009/09/15

続、大いなる尊敬と賛辞

FLStudioが8から9にばーじょんあぽぉ!!

これは、FLSもようやく慣れてきたと言うものにとっては、嬉しくもあり悲しくもあり・・・

なぜって、これまでDEMOになっていたマキシマイザーなんぞが使えるようになったりするんですが、よくよく考えると、それらはバージョンアップの一部であるのですから、開発なさった方々にとっては、なんてことはないのかも。

でもそのおかげで、作業時間が半分くらいになったことは事実であります。
あらためて感謝ですね。

で、手始めにこれまでUPした曲のうちの幾つかを再編集しています。

Easy summer vacation(太陽の種子たち)ちょこりみ powerd by ピアプロ
ストリームでは、運営側がデータのエンコードについて明かさない限り、こちとら試行錯誤の連続ですが、こつこつ繰り返しているうちによくなりますね。
(結構色々詰め込んである曲なので、テストデータにはなるかな)

2009/09/08

ボリュームレンジでチン

どうもFLVにエンコードした動画ファイルをニコ動にUPする課程で音が小さくなっているかもしれないのだけれど、この辺の知識がまだまだ・・・

なので、しばらくはボリュームを普段より開放してご覧ください。(モニタヘッドフォンで繰り返し流しておくと3回目くらいで耳になじんできます)



これでもマキシマイザー多少はかけてるんですけどね。

現在の製作過程をざくっと紹介しますと、音楽はFL Studio 8でクリッピングしない程度(キック瞬間的にレベルゲージをはみ出しても見ないふりをする)にミキシングをし、ビットレート160でMp3に出力、クリッピングチェックした後で、動画はWMPの視覚エフェクトをプレイビューモードで再生したものをキャプチャで取り込み最初の数秒と最後の数秒をブラックの画像で挟み込んでWMM動画を作成した後に、前に紹介したエンコーダでFLV形式に変換したものをUPしているのです。

考えられるのが、ビットレート160と、あとNULLフレームあたりかなあ。でもどうやって回避するんだろう。なので、しばらくは検索の鬼になるっきゃないかな・・・

後記:結局ダイナミックレンジかよ!!みたいな感じですね、さっきからMP3レンダリング前の設定いろいろいじっていますが、もともとクリッピング対策のために使用していた MP3Gain(ゲインを変更できるソフト)で音量を上げると少しはましになっていたのかもしんない。(静寂性のバランスを崩してしまうので、ストリングアンサンブルにコンプ入れました;;)

Space Walk(宇宙の散歩道) powerd by ピアプロ
そんなものなのかなあ・・・

2009/08/29

弱い者の味方


(つぶやきなので漠然とした言い方をして申し訳ないのだけれど)

これまで認めていない者たちに対して、とりあえず敵と認識する?
認めたくない意見を言うものに対して、敵と認識する?
それが現代風の若さとでも言うのか・・・なんかさびしいね

そんな矛盾に満ちた心情とか風潮、出来ることなら認めたくはないなあ。
いや、是非を問うような次元ではないので、見守るしかないのだが。
現代のヒーロー像とか、子供達の共感するところって、そんな部分が多いのかな。

だって、ほら、ビートルズがデビューした頃のことを思い出してごらん。
はじめのうちは、どんなセンセーショナルなビジュアルもムーブメントも、必ず批評の対象にされ、いっとき、否定的な意見が必ず起こった。

そしてやがて肯定するものが大勢を占めると、それはしぼんで行った。
それが昇華という現象なのかどうか、博学でないからよくわからないのだけれど、その頃の風潮は、否定派も、かなりの支持者を得ていたり、実力もあり、社会的に優位だった。そして、その議論の前後でも、常に相互にその存在を認めあっていたんだ。

現代でもそのシステムは生きている筈と信じたいのだが、おかしなことに、どうもこう・・・
何て言うか、ほんの少し形が変わってきているような気がするんだが、それについてはまたいつか。



(ささ、それはさておいて)

これもまた、若干漠然とした言い方をして解り難くて申し訳ないのだけれど、

今君達の目の前にあるこの「人」という存在は、それぞれ、ほぼ例外なく、画面の向こうでは、比較的強い。

世間体的には人は傷つきやすくもろいと言われるかもしれないが、実際はそんなことはない。強い。
私も強いし、たぶん君も強い。
でもそうなるのは、法によって、常にそのように守られているからだ。

それと比較して、人前に立つ(つまり我々がそのような存在として認識することもできる)ミクさん達は、実際は人ではないので、いくら法による守護が十分だったとしても、人にかかる法は適用されない。だから弱い。
私よりも弱いし、存在としては、たぶん君よりずっと弱い。
そしてたぶん、比較しちゃいけないくらい弱い。

エンドユーザーライセンスには、諸処に、その「存在」が持つべき権利について書かれているように見えなくもないが、それは錯覚であり、ユーザーに課せられた守るべきことが明記されているに過ぎない。

だが、そこに記されている言葉の裏には、その規約をユーザー各人が守ることにより、彼らのような「弱い存在」を支える、あるいは最低でも見守ってゆく義務が課せられていると読めなくもない。

要するに、元をたどればそれは開発者の、創作者としての創造した結果に対する「愛」であり(この辺はプログラムも、他のコンテンツにも共通していることなんじゃないかな)、きっかけがなんであれ(ユーザーの自覚の有無にかかわらず)それに少しでも共感、共鳴したから、だから、今の私があって、今、君がいて、そして、ミクさん達の存在を見つめること、見守り支えること、そして向き合うことが出来るのではないだろうか。

と、今回の事件経過を眺めていてふと思った。

(これは思い込みの内訳であるから、決定的なものではない。事情が変わればころころ替わるにちがいない。けれども・・・)

ところで、「正義のヒーロー」ってキャッチは、どこかおかしい(今Google検索して40万もヒットしたけど)
縮め過ぎて単体では日本語として成立していない気がする。

私なら、たとえばこうする⇒「正義の味方、僕らのヒーロー」これくらいが丁度いいような気がする。

そして私は、この「正義の味方」にはなれない。
だってたいへんそうだから(経費も体力も気力も相当消費しそうで)。

けれど、せめて「弱い者の味方」にはなれる(つまりそのように思いを馳せることが出来る)みたいだし、契約したからにはそうして行きたいと思う。

そこで今回のこの記事のタイトル・・・

そう、古いアニメに詳しいならピンと来る人もいるかもしれない。

ラ・セーヌの星の最後の方で、シモーヌ(主人公)が、子供たちを救出しようとチャンチャンばらばらする場面で、革命を果たそうとする者たちが「正義の味方じゃなかったのか?」と言うのに対し、おそらくは主人公が深い葛藤と自問自答の末に見出した結論として、この台詞がある。

「私は弱い者の味方です!」

そんなカッコよさ、ヒーロー像だって、あってもいいよね。


後記:著作権とか人格権とかについてずばり書くことは難しいし、できないし、あえてそれを避けたのでこんな言い方になる。だから要するに、実は正義なんてチャンチャラおかしいと、本音を言えばそんなところなんだけれど、こちらの求めている「基本的なポイント」についてピアプロ開発者ブログにコメントしたところ、キチンとお返しくださったのは少なくとも私にとっては成果だったので良かったし、それよりもなによりも、これからも誰もかも創作を続けれるのだから、こんなに嬉しいことはない。
(前記事よりもずっと内容が飛躍しているのでトラバなんてできたもんじゃありません)

追記:前記事で「秘密です」と書いた、どこを覗きに行ったのかについては、このまま封じてしまうとアンフェアな感じがするので、ここに記しておくよ。

それは、邦楽のダウンロードランキングでした。
チェック対象だったある楽曲のランクは当時3位でした。
現在既にデータベースから除外されているようです。

2009/08/25

それらのどこをとって市場なのか

いまさら感が満載ですがご勘弁。
また、関連のリンクを張ることもこの際自粛します。
興味ある方は検索エンジンをぶん回してころがして各人で調べてください。

・・
あることで、Yamahaホームページを除きに行きました。
すると「Music Market」サービス終了のおしらせの記事(8月3日付)が目に飛び込んできたのです。

うーん・・・

「Music Market」は、ご自分のオリジナル楽曲作品を有料配信できるサービスです。

一部引用
■有料配信楽曲登録の受付終了日
2009年8月31日(月)
■「Music Market」サービス終了日
2009年9月30日(水)

ショボンときたのはその理由が、「市場ニーズの変化に伴い」だったことによるんですが、いたしかたありませんね。

幾つもの細分化した事業群によって構成されるような大企業の経営は、常に収益性を尺度にして整理して行くものです。大手電気(電機?)メーカしかり、自動車メーカーしかり、その他いろいろしかりです。
(アニュアルレポートなどでどの事業が損失を被ったか見てみるといいよ)

で、サービス終了の詳しいこと(つまり、終了するに至っての、まことに残念ですがとか言う見解や、ご挨拶的なこと)は、また時期を見てあらためて公表されるものですよ。

ですから、今私は、「市場のニーズってどんなん?」と言った素朴な疑問から、色々調べてみたいという欲求がふつふつと湧いてくるのですが、それはもう少し後にしておいてもいいかな。

だって、今からだと「市場」の主が何になるのかあまりにも漠然としていて、焦点を定めにくいんだものね。

・・
それともうひとつ。そもそも除きに行ったのは、著作権についての勉強と、それにまつわる状況調べのためでした。
(どこの何をチェックしに行ったかは秘密です)

著作権についての勉強といえば、私の場合、北方ジャーナル事件の判例が、ひとつのバイブルみたいなものになっていて、とてもよく整理されたものだと思います。全文を読もうとするといつも頭痛くなるんですが(特に大橋進裁判官の補足意見の比較衡量のところ)、判例は判例なので(つまり、現在発生している諸問題に関しては、ただ過去の判例をなぞるだけでは根本的な解決に向かわないということに薄薄気付いているので、)もう一つか二つ乃至はそれ以上ステップアップした発想が必要なわけですが・・・
(賢明な人はとっくにそうしている筈、と思いたい。)

そろそろこれ読んでいやになった人もいるかな?ってか、うちはその道へ向かうことはないのだけれど、司法ってのもすばらしい世界ですね。なにげにでもなく英知に富んでいるし、法と言う途方もない大きな次元の船をかじとりするんですからね。

・・
私はもともと理系なので、整理に時間がかかるため、いちはやく思ったことを記述するときは、半分以上勘でやってます。

友人に「・・・それ飛躍しすぎ」とか、ずっと前から言われていたりする。

書きかけかもしれないけれど、この記事はこれでおしまい。

追記:2点書きだし視点がズレズレなので、トラバできないんだよなあ・・・

また追記:
サービス終了で思い出した。わりと著名なゲームコンテンツを多数提供しているハンゲームで知られる NHN Japan Corporation が運営している、ブログを中心としたSNSサービス「CURURU」も終了するんだった。
こちらの終了日は、2009年11月30日(月)

2009/08/11

太陽の種子たち

ててっててっ手直し版

音声ビットレート128、深さ16ビット、フレーム24枚/秒

前記事の曲のタイトルの副題「太陽の種子たち」について。

マイケルさんに続いて、川村さんも遠い世界へ行ってしまいました。

この曲を作ったきっかけの主なものの一つは、そんな音楽と自分自身とのつながりを絶とうとする「運命」という「あと付けのレッテル」みたいなものへの反抗(詳細略)です。

副題に選んだのは、歌詞に「太陽」をいくつか置いたのと、今の子供たちが大人になって「何々は卒業した」とか言う台詞をいつか聞くはめになるといやだなあとか(中略)思ったからです。

なので、この「種子たち」は、たぶん君らの事を言う。君らとは・・・

ふっ

そこまで詳しく説明するつもりはないし、義理もない。

ってか、そこもやはり、享受する人それぞれで、いろいろ悩んだり考えたり、思いついたり気づいたりして、そんななかいろいろな人生に、音楽を通して、「時(とき)」を共有できればいいかな。

ところで・・・

運命ってどんな味がするの?

同期(しんくろ)と時間経過

漫画やアニメの演出技法について詳しいことはぜんぜん知らないけれども、映画で「時間経過を崩す」という極めて高等な演出を用いたのは1作だけ観た事がある。

それは「旅芸人の記録」という4時間以上の長い尺で、映画館の上映では途中10分間の休憩があった。
けどさすがにいいかげんお尻が痛くなったのを今でも覚えている。

その映画の内容は、旅芸人一家が戦前戦中戦後を過ごした人生像を団長(主人公)の追憶のようにまとめあげたものだが、最後まで観ないと、その人の人生の重さ、生き抜くことの信念や、感情・・・なにより、監督が何を伝えたい(もしくは監督の心情に100歩譲って「伝えた」)かが伝わらない。

一方、伝えることの楽しさを手っ取り早く共有しようという試みも、レンタルビデオが普及しだした頃からあったようだが、それは普通の娯楽作品やエンタメで起こったらしい。

たとえば・・・、エンドロールが終わった後に「この話はハッピーエンドなんだよ!」みたいなカットや、シーンが付け足されて、ほほえましいことこの上ないものもあれば(たとえばアリオンとか、最初観たときゃ「尾も白い?」とかメッセージ込められているみたいに思えてげらげら笑っちゃって面白かったなあ)、いかにもな2作目につながるショートエピソード(露骨できわめつけなのがパロディーとしての予告編をつけた(ホット何とか・・・題名忘れた、本編自体がトップガンのパロディー))なんてーのもある。

しかしどんな作品だって、作り手の意思がある限り、最後まで見ないと、聴かないと、読まないと、伝わらないし、作り手は、伝わるような努力をする。

マクロス7の主人公(バサラだったっけ?)が叫ぶ「俺の歌を聴けエー!」とかの主張は、今風の萌えっこに置き換えれば「どうか最後まで聴いてよね、お、ね、が、いv」(「v」はハートをあらわす)ってなもんだろうし、それくらいキャプションに書いたってぜんぜんOKじゃないか、週間漫画にしてみればそれは扉絵なんだ、あの手この手で視聴者が食いつくように、そしてなにより、享受する側を楽しませなきゃ、こちらも楽しくない。

なので、今回UPには(相変わらず中身が薄いけどね)「地球を押し花にする?」というほら話をチョコッとトッピングしたつもり。

冒頭の「フィルムが古い」効果をつけたのは、実は偶然見つけたWMVの効果だった。ピアプロでの曲説明に書いた「現在が過去で本当の現在は未来にある(ちょっとややこしい)かもしれない仮説」は、動画製作の過程において生まれたといっていい。(作詞したときにはぜんぜんそんなこと思いつかなかった。)以降、発想の連鎖がもし続いていくとすれば・・・「こんなに嬉しいことはないw」(by沖田艦長・・・ってか、語尾にそれつけますか!)

かくして、ちょっと見ただけではわからない奥の深さを味わってもらうべく、相変わらず解りにくい前置きを長々と書いたのでした。



ニコニコ動画自体「ネタ」に敏感なユーザー気質を計算に入れれば、もっと練り上げたものができるかもですが、もともと「いい歌」を作ることがポリシーの主体なので・・・

ってか、基本的に、ニコニコはアップロードするものもダウンロードするものも一緒になって楽しむものなので、これくらいがいいと思う。きっかけは、小さなココロの窓をたたいて、開いたらしめたもの・・・みたいな。


メモ:音声ビットレート128、FLSからのmp3出力時にディザリングを選択したのが原因かと思われる、FLV変換とエンコード後に音量が小さい(ゲインが95にもなっていたのに!)
にわか知識でいじるとこうなるといったいい例ですね。以降は素直にディザなし深さ16ビットにしておこうかな。

2009/07/26

大いなる尊敬と賛辞

パソコンを利用して音楽を作成するために、最初に選定したのは
ACID Music Studio(7.0a)(FL Studio(v8.0.2、FruityLoops Editionバンドル)というソフトウェアパックでした。(以下AMS、FLSと呼称)

最初のうちはAMSでピアノロールに譜を重ね、作曲していました。ピアノロールが打ちやすいのと、ほぼ感覚的に編曲(パターンを並べたり移動させたり)がとても楽で、初めての人にはお勧めだったかもしれません。(日進月歩でこの手のソフトがアップデート(バージョンアップ)されている現状に鑑み過去形)

でも、実は、そのソフトパッケージの購入動機は、第一に、FLSがバンドルされていたことと、そのマスコットキャラクターFL Chanのマウスパッドがおまけでついていたことなんだな・・・

市場には幾つも安価で高性能なソフトがある上に、フリーソフトをかき集めれば、それらとなんら遜色ないコンテンツ作りができるこのご時勢に、なぜ買うかというと、やはり、インターフェース(操作性)が違うところにあるのに加えて、これらの解説や付加価値がたやすく手に入れれる。(要するにとっつきやすかった)

実際、FLSのFruityLoopsから最上位エディションXXLへのアップグレードは西暦2009年7月末現在$199です。生涯アップデート権などをあわせて購入しても、安かろうでしたし、ミキサーの使い勝手がとても簡単で、「こんなに優秀な機能がそろってて良いのか?」と当惑するくらいです。
XXL購入先⇒IL(イメージライン)

あともう一点二点。

AMSとFLSを比較するに、VOCALOIDやらのWAVファイルを読み込むときに、AMSではテンポが自動的に調整されちゃう(もとのファイルを作成しているときのテンポと微妙に異なる。FLSは変化なし。)一方、FLSではピッチを変更するとデータの長さが変化させられちゃう(AMSは長さを変えずにピッチを変えることができる)

よって、どちらのソフトでも、使い方によりけりなんでしょうが、一長一短ありで、それぞれの短所を補い合うことができる点も、当初の購入を決定した理由でしたね。

で、曲に「ニコニコ」とあるからにはUPせざるをえなかったのだけれども、今回はFL Chan をクローズアップする狙いがあり(なぜなら、FLSはこの9月にバージョンアップされることが予定されており、彼女(?)の進退動向にも注目せざるをえなかったから)・・・

・・・あ、もういい?

記事長すぎますでさーせん。

ご覧あれ・_・)ノ

と、勢いあまってBANKしちゃったり。


あらためて、FLSとマスコットキャラクター製作にたずさわった方々に深い感謝を。ありがとうございます。

追記:バージョンアップで思い出した。

今回動画製作にはキャプチャー、MSWMM、エンコードはmencoder_vp6setを使用。こちらも大いに感謝。

以前に使った画像形式変換ソフトは、バージョンアップされていて、同等のものを製作できない(お試し版は3分までのファイルしか製作できない)ことがわかったので、多少手間が増えるけれども、ニコ動で紹介されていた方法により変換してUP。
前者は音声ビットレート128、後者はその半分。

後記:「パンチ」が、マイケルさんへの送り火だなんて間違った日本語の使いかたなんだけど(送り火はお盆の行事だから)、そんな冥福を祈るような気持ちも入ってたりするんだ、気付いてくれた人が一人でもいたらちょっぴり嬉しい。

2009/03/21

ニコニコし(略

春分の日に時間が取れたのです!

(この動画のフレームレートも12)
(静止画主体だと24にしなくてもダイジョブっぽいかなあ)

「最初から2パートで出てりゃあね」とかふと思うことがありましたが、それは大きな間違いです。

振り返ってみると、初UPしたものに「めっちゃ重い」とコメント入れてくださった、それが初のコメントではあったのですが、それがきっかけで、うんと勉強することができました。コメント大感謝でございます。重ねて、お礼申し上げます、ありがとうございました。

勉強と言うと、こちらでは、皆さんが普段連想するものとは少し違っています。私が「勉強」と言う言葉を使うとき、その意味は、
「努力して困難に立ち向かうこと」
なんです。
(出典は、もう何年も前の毎日新聞の小コラムから)

そうすれば、たとえば勉強と、冒険、この二つが何か似たものどうしみたいな感じがして、

とても気に入っているんだ。

2009/03/14

七つ集めりゃいいんだろ?

もう1曲UP、これは昨年作ったものを、2Band Comp でリマスタしたもの。2チャンネルにすると、聴きやすいし、聴いてもらうためには、2ミックスまで施さねばならないことを知ったので、以降はその辺が課題。

(この動画のフレームレートは12)
3月の半ばと言うのに、札幌では雪が降っている。
西の国の方ではもう桜も散り始めていると言うのに・・・

☆この曲の裏話的なことをチョコッと

この曲を作ってから、数週間後に、大好きだったアイドルが亡くなったことを二ユースで知り、愕然とする。
そして、マスタリングを何度もやり直している年末年始休暇の頃、もう何年も会っていない親友が亡くなったことを知る。
置いてきぼりじゃないけれど、そういった瞬間は、やりきれなくなるものですよね。でも、不思議と、この曲に取り掛かっていたせいなのか、いくぶんは落ち着いていたりして、なんとなく不思議な体験でした。

この歌の最後の方のフレーズ「この輪の尽きないことを」は、作詞中に、閉めの言葉がなかなか思い浮かばなくなり、そのうち作曲もできあがって、腕組んでうんうんうなっているうちに、早朝になってしまい、眠たさと寒さで朦朧としたなか、最後に搾り出した(ってか、「出てきた」)言葉です。

後記:今回の1コメ「高音ばかりだときつい」ありがとうございます!
うーん、自分的には耳が年寄りなせいかきつく感じないんですが、なるほど、参考になります。
(あるところで試験したら40か50以上だって、自信あったのになあ・・・orz)
ありがとうございます。

追記:もしかして「人が歌うにゃきついんじゃねの?」みたいなことでしたら、使用した音域は、E3-C5で、最後の「ああー」と伸ばすところが唯一C5、平均的にはC4の上くらいが数多いみたいで、やはりそりゃあ高いでしょうね、参考まで。

2009/03/12

これまでのまとめ(ニコ動UPメモ)

この記事は書きかけのメモです
ここに記載されている方法はあくまでこちらであれこれ試行を重ねている最中のものであることから、頻繁に変更されていく(コロッコロ変わる)ものと思われます。
また、ここに書いたとおりのことをする人がもしいたとしても、うまくいくことは極まれだと思います。
PCの環境等が、UP側もDL側も異なるわけでありますからね。

<1>ムービースタイルを最適化させる
UPした動画の番号(動画フレームレート):sm6377238(24)、sm6429998(12)

変換方法:WMM ⇒ AVC で flv に変換

変換ビットレート:(動画/オーディオ)=(192/192)(bps)
↑音楽主体で動きがないことから、AVCできる選択できる(動画最小値、音楽最大値)

動画フレームレート:24(/s)
(12でも静止画の場合、まったく影響はないが、約1MBファイルサイズが増加した)

その他:画像サイズを縮小させようと、Video File Format Converter を試したが、オーディオのビットレートが半減するし、だいいちモノラルになってしまうことから使用却下。

平均ファイルサイズ:8520KB


まずフレーム数を24に固定、それ以下はコマが割れて見える。それ以下に落とすと、たとえば、横スクロールやパンはもとより、クロスフェード(スーパーインポーズ含む)などの切り替え効果でさへ、たぶんスムーズに見えない。30フレームが標準あるいは定番とされると思われるが、エコノミーモード視聴対策としてはこのくらいまで下げたほうが軽くなるのでいいんじゃないかな。
24にこだわる理由は、この先動きのある物を作ろうとした場合、タイムシートを割るのにミニマムベターだと思うから。

ここで日本のアニメーションの歴史をちょこっとおさらいしてみよう。
16mmフィルムでテレビアニメが撮影現像された時代(どんだけ昔なんだよw)のフレーム数がこの数(シネマの場合は32だったかな)。
当時テレビで放映されていたリミテッドアニメーションでは24あるうちの3フレームから4フレームぐらいで動画1枚の撮影としていた。この撮影方法は、テレビのいわゆる商用における標準的な工法として定着し、自分の観た限りでは、赤毛のアン(カルピス名作劇場)のころまで、ずっと続けられていた。勿論作画陣の仕事だって、基本それにあわせて1秒何枚って勘定をするし、(8~12枚くらいかな?)手でトレース、着色し、撮影所までの運搬も人力だったわけだから、そのころと現在のWeb上で視聴できる話題作などとを比べると、今日の技術が、いかにコストを抑えてなおかつクオリティーの高い作品を短時間で作ることができる(しかもフルアニメーションだってできなくはない)かを実感することでしょう。
(補足:出張帰りに寄り道をして本屋さんで「A.e.Suck著FLASH Animation Bible」(オーム社)をゲット、その中のコラム「フルアニメとリミテッドアニメの境」で、この辺の正確なことが説かれています。具体的な内容紹介はしませんが、とってもいいこと書いてあるし・・・Flashアニメーション興味あるかたへお勧めです立ち読みしてないで買ってタブレットの傍らに置いておくといいかも)

ただし、そんな発展を遂げた今日の技術をもってしても、やはり人の手によってなることには変わりありません。逆に、現代の作り方によっては、たとえばホームPCで動画を製作する場合、最終的なエンコードの過程で画質が低下するリスクを抱えていたりします。

これは元画像のサイズを、規定以上のものとした場合など、特にエコノミーモードの場合はアップロード先で、必ずといっていいほど再エンコードされるので、注意が必要。元画像はあらかじめサイズを要求に合わせるのが無難ということだろう。と言っても、プレミアムモードの場合、必ずしも当てはまらない。それは、SMILEVIDEO が用意しているいくつかの条件を見たせば、動画の品質が、アップロード時の品質のまま再生されるらしいから。

だからといって端から高画質の動画をUPしてはいけないってことです。

なぜなら、視聴者の大半はエコノミーモードであるだろうし、大半は視聴時のPCのスペックが最適化されたものとは限らないからです。これは、後述のミックスダウンの話と通じるところがあります。

ああ、でも、サービス側(動画共有サイト)は、この辺の仕様が区々であったり、ころころ変更されることがあると思いますので、それらを利用する上で、満足のいくものを上げるには、ここはやはり、何度もテストをしなくちゃだわ、です。

(続きはまた後ほど)

2009/03/09

ニコニコしながら聴いてよネッ続き

(続き)

ミックスダウンいろいろ調べて、ふんふんなるほどと、あれやこれやして、やっとこさ「できたー」と叫んでもいいようなものが出来上がり、早速UP
(後記:マイリス整理のついでに8月に削除)


さあ、他のもUPしなきゃだわってか、あわてない急がない。

この冒険はまだ始まったばかりです。

現在UPしているこの曲は、いちおうの完成なのですが、十分なものとは言い難いでしょう、もっともっと磨いて行きます。

2009/03/08

ニコニコしながら聴いてよネッ

やっているうちに、これも楽しいよねってんで改良版としてUP
(後記:マイリス整理のついでに8月に削除)


一枚絵に WMM の頭と尻それぞれIN、OUTを入れた簡単なもの
(音楽優先)

①エンコードに Any Video Converter、②画像サイズ変更に Video File Format Converter、③視聴テストに FLV Player を使用。
(ここで後記:サイズ変更は、680×480のままでも、プレミアムだと他の条件があまり影響ないみたいで、音質が劣化するような気がするので、だいじょうぶなら②は必要ないのかも。)

いずれもフリーソフトで、インターフェースも簡単です。

使用環境や使い方により違いが出るのと、てっとりばやくUPするための対策だったので、さすがに「お勧めーっつ!」とは言い難いですか。

でも、ニコ動のエンコード仕様等を理解するには、ちょうど良かったかもしれないです。(マイ入門3種の神器みたいな?)

ファイルサイズが初UPのアレより3分の1近く小さくなった(8M切った)ので、もう重くはならないんじゃないかな。
(ここも後記:完成版は9Mで、しかもそれらはどうやら②を介していなかったらしい。)

動画フレーム数は将来のことも考えて24枚に固定。←(ここも付け加えておこう。Flashがアニメーションであるがゆえの決断。たまたまだが、①では、ずばりこのフレーム数を選択可能なのである。整数は良いよ・・・)


・・・うーん、ミックスダウンの勉強が足りない。(続く)

2009/02/22

アップロードしてみてごらん

製作した曲が多くなってきたので、そろそろ次のステップへつなげてみようと、ニコ動へ初UPしてみました。(後記:マイリス整理のついでに8月に削除)


次のステップというのは、魚釣りにたとえると、釣堀や池や沼から大河や海へ、己の帯域を、半ば強引に広げること。ラジオ放送などの通信で言えばAMやFMからそれ以上の、もっともっとそれ以上の高周波において、受信のみならず、発信までしてしまうことくらいの大冒険。

詳しい下調べをしないままだったのと、テストを重ねなかったせいですね。UP後に繰り返し聴いてみると、結構「雑」なことがよくわかります。倍音が不協和音を発生させたりね。

映像はもとより承知だったけど、止め絵のままじゃ絶対しかられちゃうよねと、WMM(ウィンドウズムービーメーカー)で何枚か重ねて、画面切り替え効果を挿入して作ったものなんですが、データに対しての中間工程と、それに関する知識のないままに直接データ変換ツールでflv形式に変換して、そのままUPしたのです。

ムチャクチャ重いというコメントを貰いました(この時点で5行あるコメントのうち、他の4行は自分が入れたコメントです。)ありがたいです。とてもありがたいです。

UP時使用したPCはクアッドコア(音楽作りやイラスト作りに使用しているPC)

コメントをもらってUP後視聴したPCは、①ポータブルスリムのCore2Duo(2G)、②10年以上使用しているPen4(1G)、③とあるネットカフェにおけるゲーム用スペックマシンNEC MATEのPenD(2G)です。

ネットワーク回線は①ADSL、②JCOM、③たぶん光です。このうち、動画を再生する上で自分が「パフォーマンスが重い」と感じたのは①で、他はクアッドでUPしたときとほとんど区別がつかなかったです。

ついでに言うと、前述の「倍音」に気がついたのも、コメントいただいて、②で視聴したのが最初。

おかげで、「仕上げ」や「テスト」の重要性を痛感したのと、なにより、使用したピアノ(ソフト音源)の特性がわかりましたです。ありがとうございます。

ってか、曲想自体「ムチャクチャ重い」ってことだったのかもしれないけれど・・・
それはこちらの仕様です(うそうそ、そのうちニコチンのないものも作りますですよ。)

で、この曲は現在製作した最新のものなんですが、他のはどうしようかな・・・
動画に関しては、当面は、うまい仕上げ方を構築するために勉強しますです。
(作業の中身はひたすらググることになりますが)

後記:今週わけあって3夜連続でネットカフェの灰スペックマシンにおける視聴を重ねていました。その折にニコニコのコミュニティライブで、どんな曲が流れているか聴くことができ、なるほど、音楽にも閾値みたいなものがあって、鳴らす流すだけじゃ聴かれる方を動かすことはできないし、もっと勉強しなくちゃなんだねーとしみじみ。

今後の修正予定、ピアノパートでの各音の長さ調整とダイナミクスおよびベロシティ調整(もっとメリハリつけて、ライブに近づける)あとセパレートもか・・・何日かかるかわからないけど、次がんばってやってみよう。


(絵も多少工夫しやろう)←クリアってか、最初から構想にあったりもしてた。
(ある程度熟成して・・・あとはflvの画像サイズの変換とかかなあ)←とりあえずクリア・・・かな??

2009/02/11

Cicadas のこと


(この投稿は原文より抜粋、一部手を加えてあります。原文の投稿はこちら

「創作」と書くとなんか格式張ったとらえかたをされることだってあるのかもしれませんね。今風の言葉で表せば、それ的な人のことを、クリエイターとでも言うんでしょうか。でもそんなかっこいい印象も自覚もありません。

今回は、Cicadas の創作に関する部分がどんなもんかを書いておきます。

これはいわば「自分発掘」です。

申し遅れました
「 Cicadas 」は、ネット上で多用しているハンドルネームです。
画面のこちら側にいてこの記事を書いている人は、日本人で、今は札幌市に住んでいます。
・・
何十年も前になりますが、(年齢いくつなんこいつというのはこの際なしで)
Cicadas の少年時代(あったんだよ!)漫画描いて遊んでました。

漫画といっても、鉛筆で、わら半紙ノート(枚数が100枚くらいあって、週間漫画誌みたいな束ね方をされた100円くらいのB5ノート、最近ではその変化形として、一見文庫だけど実はメモ帳?とかが無印商品のブースや100円ショップで売っていたりしますが、それのぼろくて大きなやつ)に、落書きしてました。

そのころは、きっちりとした絵ではありません。思い起こせばそれは、脚本の材料になるようなメモ程度のものにはなっていたかと思いますが、コマ割りも何もかもフリーハンドだったし、誰にも見せられないような、ざくっとしたものでした。

描いているうちに、その設定とか世界観とか、エピソードとかをメモして置くようになって、いくつか溜まってきては、それらを整理するつもりで、日記の継ぎ足しみたいな風にして書く。

しまいには、整理できたのかどうかわからないうちに、日記帳(日付の区割りがないページ数の多めなやつ)を買ってきて、それにまた書き起こす・・・そんな風にして、私の「創作的なこと」は始まったようです。

惜しむらくは、それらの殆どが、すでに捨ててしまっているものなのですが、いっぺん創り出した世界ってのは、それにのめりこんだことが一時(いっとき)でもあったからでしょうか、なかなか忘れないものですね。

断片的なものは幾つか残っているので、道具の発展したこの期に、いつかサルベージしてやろうとたくらんでいたりします。

PCで絵を描く(俗に「お絵かき」と呼ばれます。)のは、ペンタブレットが開発されたかしないかくらいのころからです。アプリケーションは SuperKid とか、 Artschool とかがありました。
だいたいポートレート(人の正面の顔と肩から胸までくらいのもの)を、アニメの原画描き気取りで描いていました。
「気取り」でしたから、これもやはり、人様に見せられるようなものではあリません。(ほとんど色つけていなかったし)

また、そのころのデータを MD にとっておいたはずなんですが、現在のフォーマットとは異なるため、これがどうも読み込めない。

これもいつか時間的な余裕ができたら、発掘しようと思います。(その頃のDOS7とかOSがまだどこかにしまいこんであるはずなんだ。)

さて、世界観やエピソードの書き溜めは、だいたい PCでお絵かきをやり始めたころまで続きます。が、どれもこれも、仕事から帰っての夜とか土日祝日などの余暇にやっていた(いまやっていることも同じこと)ものですので、進歩度も、完成度もあったもんじゃないのです。

また、物書き気取りで、詩を書いたり・・・それさへ日記的な感覚でした。

そうこうしているうちに、世は Web幾つかどっと0の時代となって、PCを媒介して、あらゆる情報が世界中を巡るようになります。
ここ数年は、目が回るほど変化していますね。

すると、なんだか、コンテンツを提供する側(広義のメディア)が、危機感を抱き始めているのでしょうか、2008年末頃になって強く感じていることですが、「提供したいコンテンツが足りない」状況に陥っているのではと考えるようになります。

創造にこそ需要が高まる・・・それは、
考えようによっては、「文化的な危機」とも言えると考えますので、もはやそうなると、どうも捨てられないのです。(←創造心が)

去年からやりだした DTM ですが、音楽のほうは、だいたい中学生の頃ブラスバンド部(ブラバンと略称されることがある)に入っていましたし、兄貴の影響でアコースティックギターもジャカジャカ弾いていましたので、その頃の素地が、だいたい今の作曲に影響しているのだと思います。

特に習い事はありません(次男は結構この点あとまわしにされていた風潮にあったようです)
ただ、いくつになっても、感受性は強い。これは自他共に認めるところです。

あ、今ふと思った。
(なにごとも捨てられずにいるような性格ともいえるんじゃないか?)と・・・

で、いいかげん長くなって、申し訳ありません。
途中の細かなことは省略しておいて・・・

現在ピアプロに加入しています。そして、幾つかの音楽とイラストなど(コンテンツと呼ばれている)を投稿し、今のこの状態に至ります。

ピアプロにおける活動は2008年夏から開始しています。それまでの数年間は、創作活動はほとんど休眠状態だったのですが、現在も細々とながらも続けている、とあるMMORPGをも通して、コミュニティの有り様や、Web上に展開される「あること」について、いろいろ考察しながらの毎日です。

MMORPGについては、この記事の冒頭で、それ用のブログにて紹介してありますから、興味のある方は、そちらを参照してください。(数あるゲームの中で、1つしかやっていませんが)

2009/02/06

創作ってなんだろうと考えてみた


・・
Creator を翻訳すると「創造者」と出てきます。
なんか大げさですね。

絵(イラストなど)を描き、文章を書き、詩を書き、作曲したり・・・
これらは創作物 (Creation thing)です。

ビデオや、演奏(該当ライブなども含む)、ブログ記事も、それに該当します。
「アート」などは、それらの1分類に過ぎないと思います。

ノートに鉛筆で書き溜める。回覧板にはんこを押す又はサインする。
そんなのも、とらえかたによっては、創作なのかもしれません。

どんな形態をもってしても、それが個人の持つ「何か」の全てだったり、一部だったりする。
今は、だいたいそのようなものかなと考えています。

なぜそのような考えなのかを説明するのには、結構時間が必要なようです。(整理しなきゃだ。)

実は、先ほど、私が現在行っている創作に至るまでのことを別ブログで記事にしました。

いずれそれを若干こっちに持って来ますので、それを起点に、この考察は続けていこうかと思います。

2009/01/03

Cicadas ブログを設立す

このブログは、ピアプロの一会員 Cicadas が以下のことをするために設立しました。

  1. ピアプロのブログパーツを用いて自選やお気に入りの音楽を試聴する(←これが主たる目的)
  2. ピアプロ及びその他の CGM サイトにおいて発表した作品に関する記録を投稿する
  3. Cicadas の2008年に再開(開始)した創作活動(文学、音楽、芸術その他)に関する記録を投稿する
  4. その他、ランダムに感想、随想などを投稿する
  5. その他、Blogger で可能なことを試行する

このブログは現在試行中であり、記事の投稿はあまり頻繁にしません。
設立して間もないので、構造を理解するまでに時間がかかっていたりします。
レイアウトも殆どデフォルトで味気ありません、ごめんなさい。

ピアプロについてお知りになりたい方は、プレーヤーのロゴをクリックすると、当該サイトにジャンプします。星の数ほどたくさんのすばらしいクリエーターたちのコンテンツをどうぞお楽しみください。